権利証、権利の濫用とは?

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権利証というのは、
権利に関する登記済証のことを略した言い方です。

 

権利証は、広義には、
登記所から登記済みの証明として交付した
すべての書面をいいます。

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また、権利に関する登記済証というのは、
登記名義人がその権利を保存、設定、移転等
によって取得した登記の際、

 

登記所から登記済みの証明として
交付を受けた書面のことをいいます。

 

ちなみに、所有権の登記のある不動産についての合筆、
合併登記の登記済証は、
その権利に関する登記済証として扱われます。

将来、登記申請する場合は?

権利証は、
その権利の登記名義人であることを表象する書面ですから、
その人が将来登記義務者として登記申請する際には、
その申請意思の担保として添付が要求されます。

 

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登記済証を紛失したら?

もし、登記済証を滅失したり紛失してしまった場合には、
保証書によることになります。

権利の濫用とは?

権利の濫用というのは、
外形上は権利の行使と認められる場合でも、

 

そのときの諸般の事情から、
法律上権利行使の効果が与えられない場合のことをいいます。

どのような場合が権利の濫用になるのですか?

どのような場合が権利の濫用になるのかということについては、
個別具体的に検討しなければなりませんが、

 

次のような、道義上許すことのできない場合が
これに該当すると思われます。

 

■権利行使が、社会生活上とうてい容認し得ないような、
不当な結果を惹起する場合

 

■他人に損害を加える目的でのみなされる場合...など

権利の濫用となるとどうなるのですか?

権利の濫用となる場合には、
その権利行使が認められないということになりますので、

 

例えば、建物賃貸借契約について解除権を行使しても、
建物の明渡請求が許されないことになったり、
高層建物建築が隣地所有者の日照・通風を阻害する場合には、
不法行為として損害賠償責任を負わされることもあります。

 

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